注文住宅と分譲住宅の違い

2022年5月15日 投稿者: select オフ

注文住宅とは、自分が決定した外観や間取りなどで作れる住宅のことです。
基本的には、ハウスメーカーや不動産会社などが設計を行い、施工会社が建築を行うことになります。
注文住宅の最大の利点は、自分の理想に合った家を作れるということです。
土地を探すことから始めるので、理想に近い広さや間取りを決定できますし、内装や住宅設備なども思いどおりに決定できます。
むろん、希望が多ければ多いほど費用はかさむことになりますが、その分誰もが羨むようなマイホームを手に入れることができます。
また、建築現場を自分の目で確認することになるので、進捗状況なども常に把握しておけます。
途中で疑問点などが出てきた場合はその場で訊くことができますから、安心して工事を任せることができます。
そして、たいていは設計の段階から関わることになるので、建売住宅などと比べると愛着度は段違いになるでしょう。
ただし、自分の理想どおりの家を作るわけですから、予算をオーバーしてしまうことが多くなりがちなのが難点です。
また、壁紙の色なども自分で考えなければならないので、そこに時間がとられるのも難点と言えます。
一方、分譲住宅の利点はというと、「注文住宅と比べると値段が安い」という点が挙げられます。
また、値段がはっきりした状態で契約できるので、後になってから「どのくらいのお金がかかるのか」という不安を抱かずに済みます。
また、建築そのものもプロである建築士が使いやすさなどを考えたうえで設計しているので、「実際に住んでみたら、どうも使いにくい」ということにはなりくくなっています。
しかし、間取りや広さなどを自分で決定できないというのが難点です。
分譲住宅というのは、建築された状態で売られる、いわゆる建売住宅であることが基本なので、「もっと広いリビングにしたい」などといった要望は受け付けてもらえません。
ですから、自分の理想へのこだわりがあるなら、少々コストがかかっても注文住宅を選んだほうがよいでしょう。